アニメ版ゴブリンスレイヤー
2018年秋は久しぶりに面白い作品がたくさんあると感じたクールでした。ゴブスレとウザメイドを知ることができたのはとてもよかった。
ゴブリンスレイヤーは1話放送後に原作や漫画版を買い、AA版を含めて一通り読んで、アニメの続きをみる、というアニメ組だか原作組だかよくわからない状況ですが、せっかくなのでアニメを見た感想です。章ごとにだいぶ点数に開きがあるので、総合、および各章ごとに10点満点で評価しています。
-総合:7点(良作)
話の要点はしっかり押さえており、十二分に良いアニメ化だったとおもいます。13話×25分しかない尺の上にそのうち1回は総集編という状況のせいか、ところどころ駆け足展開だったり雑だったりしたところがあったのは仕方ないでしょう。
ちなみに、英語版も日本版とは違った良い雰囲気がでていたので、興味ある方はどうぞ。
-オーガ編(1〜4話):9点
前半部分。作品の方向性を提示した1話。ゴブスレさんのバックボーンを知る2話。そしてメインキャラがどういう人たちなのかがとてもよくわかる3話。そしてゴブスレさんのスレイ方針が詰め込まれた4話。「この作品はこういうものです」というのがよくまとまった前半4話だったと思います。
ゴブリンスレイヤーという作品が気になっている方は、まずアニメ4話まで見て判断すると良いと思います。この作品はずーっとこんな感じです。
-日常回(5話)
監督官ちゃんかわいい
見習聖女ちゃんかわいい
少女巫術師ちゃんかわいい
-水の街編(6〜9話):6点
1クール構成だと牧場編で〆るのが盛り上がるという製作判断だと思いますが、原作と順番を入れ替えてこちらを先に。その判断自体は支持します。
が、もっとうまくできただろ…と思うところ多数。行き先も伝えられていない段階で「火と水と毒気を禁止!」と通達するとか。装備を修理に出すのに兜は預けないとか。剣の乙女はセリフで事の真相を説明しているものの回想映像で補足しないせいでみてる側からするとわかりにくかったりとか。
7話をはじめとして、映像や演技はとてもよかったのですが、肝心の話の流れがイマイチだったので評価低めです。
-牧場編(10〜12話):10点
ゴブスレさんが町の冒険者にお願いをし、牧場で集団戦をするという、作中でも一番アニメ映えしそうだとは思っていました。結果、期待通りの出来でした。
槍使い用にもう一体ゴブリンチャンピオンを追加することで、槍使い・重戦士&女騎士・ゴブスレ、それぞれの戦闘能力を端的にわかりやすくしたのはアニメスタッフGJでした。敗走時の考えや、これまでどうやって生き延びてきたか?といったゴブリンロード側の描写もちゃんとやってくれましたし、私としては文句なしです。
そして最終回後に続きを匂わせるカットが出てきました。1期は私のようにアニメでゴブスレにハマる人を作るくらいに良い出来だったので、もし次をやるなら期待ですね。できれば2クール確保して、3・5・6巻(4巻は短編集)あたりをアニメ化して欲しいなぁ